何處へでも風の吹くまゝ...

きのふの日記の注釋に「ボヘミアン・ラプソディ*1なんて書いたヵラ、頭のなかをぐるぐる囘つてしまつてゐるよー。
ふだん、なんで音樂を聽かない(くなつた)のか?と、いふと、このやうなトコロに原因があつたりするのです。なにかといふと、スグに頭のなかでプレイバックされてしまふ樂曲たちは、あまりにもアリアリとよみがへつて來るうへに、場の空氣とは無關係に流れだすので、BGMとはなりえないのだ。モノをかんがへるコトさへできなくなつてしまひます。
このやうに、「音樂」は時として「音苦」となる。中世の謎立て風*2に謂へば、「おんがくがなし」(?)て、「音苦」て、成語としてはどうなんだ?
*3


※漫画描きのとほほな日常(http://mimika.blogzine.jp/)の「ボヘミアン ラプソディ」に「Queen」つながりといふコトで、トラックバックします(ちよつと安易に過ぎるか?)。

*1:見出しの ”anywere the wind blow...” は、この「ボヘミアンの狂詩曲」の終はりの一節(聽き間違ひでなければ)。ピアノ基調のバラードかとおもひきや、以外にもオペラチックな展開。ブライアン・メイの獨奏ギターが隙間ヵラ風のやうに忍び込んできて… ニクイ樂曲です。クラシック好きの小學生のコヽロを鷲づかみXD

*2:なそたて : 室町時代のころ、宮廷の貴族のあひだで流行したらしい。いはゆる「なぞなぞ」。コトバを、足したり、引いたり、ひつくり返したりして、おもひもかけぬ語を導きだす、といふ遊び。兒どもにコトバを習得させるためにも利用したらしい。例を擧げれば、「さくらの明神→鼻紙(花+神)」「ほね地獄へおつる→小鼓(骨+罪)」など(大學で使つてゐた教科書「中世なぞなぞ集 / 鈴木棠三編,岩波文庫,昭和60年版」より。ちなみに單位は未取得T_T)。

*3:表題(…の、どうして?)は「ゲルハルト・フックス氏のある休日の午後」の「Loop」といふ曲のエンディング部分。私は勝手に「スパイラル・デイズ(The Spiral Days)」と呼んでゐた。♪この日ヵラ この日マデ 螺旋の日々… て、歌詞そのマヽやんorz