土曜日の日記。

知隊長14日に脱退の件について。さういふ年頃の男女が交際してゐたからといつて、とりたてゝ無問題とおもふのだが... なぜそれが醜聞に値するのか、私にはピンと來ない。アイドル受容(idolatry)の見地からすると、アイドルは神格であり人間としての成長は認めないといふ立場なのだらうか。
私見では、推しメンの人間味がはみ出してしまつた部分をみても、例へば、たまたま食欲魔人だつたり、多少リズム感が惡くていつもワン・テンポ遲れ氣味だつたとしても、一生懸命頑張つて仕亊してゐる姿*1−つまり、商品として流通してゆくモノの表面に微妙に影響をおよぼしてゆく人間性としての面影−をみるのはたのしいものです。
それはそれとしても、私たちにとつて消費可能なのは象徴性の部分(神格ではない)なのであつて、私生活を含めたアイドルの人格そのものは對象とすべきではないはずなのだが... 人間性の面影といふのは、つまりはシミュレーションであつて、これを消費するのは罪のないことであるのに對して、個人としての生活レベルで營なまれてゐる日常まで消費してしまふのは紳士ではないとおもふ。
おほくの仕亊を共有する講談社早安所屬事務所のあひだでどのやうな話合ひがなされたのかはしらない。たゞ隊長の卒業はさう遠い先のはなしではなかつたのだから、ネタの買取りよりもソロとして獨立させてしまつたはうが、よい算段だと事務所によつて判斷されたものゝやうにも見受けられる。
おとなしいゴロッキーズの面々にはまだ統率力が見出せないなかで、この時期に「小さくて元氣のよい」隊長が抜けてしまふのは、早安にとつてはおほきな痛手である。近頃、たゞでさへベリ工に人氣を持つていかれてゐるのだから...*2

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※今囘の件については「はっちゃんの矢紺ブログ」が詳しいです。リンクさせていたゞきます。

*1:例示の推しメン : この例は、言ふまでもなく「ポンちゃん」です。て、言つちやつてますけど... たとへば、こんこんが誰かと交際してゐたとしても、それが真摯なものであるなら、ぜんぜん文句ありません。

*2:娘。のこれから : さういふ意味でも7期がどうなるのかは注目される。決まらないから解散、とか。なつたらイヤだな...

*3:て、ことで一應...  http://yaguchimari.or.tv/syomei.html  

*4:プレス關系のソースは、這裡→「矢口真里台湾応援会」にゆくとほとんど讀めます(※これもid:yagukonさん経由です)。