アルファベット表記をすることについて。

アルファベットの名詞(人名/固有名)を登録するにあたつて、カタカナ表記にするべきなのかどうかといふのは惱むところだ。
日本語の文章では、これらの語句は通常カナ書きで取り込まれる。本來、漢字かな雜じりで構成される日本語にとつて、アルファベットは異質なものだからだ。
しかし、アルファベットをカナ表記で書き寫した場合、日本語にはない發音をどのやうにカナ文字にあてるかで、さまざまな異表記が生じてしまふことゝなる*1。これらの内のひとつのみを選んで詳細な解説文を付與するのは、あまり好ましいことではないと私にはおもはれる。
言及の寡多を基準とする方法もあるだらうが、やはりこゝは正式名稱に本文を設けてキーワード登録し、言及數の多い日本式の讀みに對しては簡易な解説(概要など)を施した上で本文の置かれたキーワード(正式名稱)への誘導の役割を主に擔ふキーワードとして設定した方が合理性が高いだらう。
このやうな判斷から今囘もまた、あまり言及の見込めないだらうアルファベット表記を採用した。必要ならば「エヴァン・パーカー」もしくは「エバン・パーカー」等々*2を登録するとよいだらう。私は今のところ自分ではそれをしたくはないが。*3

*1:異表記の例 : "eulear"→ユリア、ユーリア、オイレア、オイラー ...etc.

*2:結局のところ、中黒(・)の問題は殘るわけだが。

*3:ピーター・ブロッツマン」「ペーター・ブレッツマン」「ペーター・ブロッツマン」...