え?死してのちも...

きのふの日記に登場したうたの名前は忘れてしまつてゐる。あれは、カブ・スカウトで覺えたのだ。
集會は毎週、日曜日だつた。家ヵラ電車を2本乘り繼いだ先にある、澁谷の傳統ある佛流スカウト會で、いつも胸ポケットに數珠をネジ込み、讀経をつとめたり、ウタばかりうたつてゐる、およそイギリス發祥の團體とはおもへないやうな活動内容だつた。覺えたモノといつたら念佛くらゐで、モヤイ結びのひとつも身につかなかつた。が、地元の團では、野球ばかりやつてゐるところもあつたやうで、それよりかは、自分に向いてゐたのではないかとおもふ。
いまでも諳じるコトのできるウタはたくさんある。しかし、題名はみな忘れてしまつた。在籍中はずつと「ツキノワ*1」の胸章をつけてゐた。矢章などいらない。と、おもつてゐた。そして、ナゼかずつと黄組だつた。いちにちが終つての、散開の辭は、「黄組ィ!いつも、げ・ん・き!」(で、指を離す)

*1:最終年の月輪章ではなく、ヤード・バードのしるしの黄色地に月輪熊をあしらつた圓いワッペンのコト。