土曜日の午後。

毎度のコトだが、朝は休憇所の長椅子で眠つてしまつた。仕亊あけで疲れてゐたのだ。
午後の電車はすいてゐるだらうとおもつてゐたのだが、意外なコトに小田急線の新宿のホームは人が溢れてゐた。混雑した車内にギュウギュウと押し込まれるのは、イヤだな。と、おもつたので乘車はあきらめた。とはいへ、たくさんの花粉(アレルゲン)を含んだ空氣のなかを歩いて(2〜3時間かゝる)歸るのもごめんだつたので、京王線八幡山まで乘り、そこから歩く(30分くらゐ)コトにした。
新宿ヵラ八幡山は歩くと2時間きつかりなのだが、20分ほどで着いた。電車ははやいな。と、間抜けなコトをおもつた。驛ちかくのケーキ屋によつてプリンを買ふ。地元のケーキが一番おいしいとおもふ。すぐそばに實家があるのだが、よらない。まう、ずつと實家には顏をだしてゐない。家がまだそこにあるのを確認して、學校をながめて、そして現在の居處へ歸つた。
櫻の竝木は、まだ開花の氣配はない。あと一週間くらゐだらうか?