けふはカボチャまつりの日だね。

きのふは相模大野に呑みにいつた。あちこちに橙色の南瓜が飾つてあるのをみて、このまつりもスッカリ日本に定着してしまつたのだなあとかんじる。ときをり食用のふつうの南瓜がまざつてゐたりするのは、ご愛嬌。
街路樹の葉も散りはじめてゐて、あゝまう逆戻りしない冬が來たな。と、おもふ。
例年この頃になると、ブラッドベリの小説*1のコトを想ひだす。移動式遊園地、そんなもの日本には殆どない。まじなひ/魔術に對する感性のちがひについてもかんがへる。これは、小泉八雲の「日まはり*2」なんかにも通底する感覺だ。ヂプシーとは一體何者なのだらう?


その、きのふ呑みにいつた件の酒場について、その日に檢索された形跡(リファ)があつて、ちよつとビックリ。
たぶん春分の頃に書いた記亊*3にヒットしたらしいのだが、屋號を書いてゐなかつたのになんで檢出されてしまふのか、不思議だ。まあ、こゝは推奬できる店*4ですよ。といふコトで...

*1:10月はたそがれの国 (創元SF文庫) : 短編集。

*2:日まはり : 「怪談」に處収。岩波文庫 2513-2514 / 昭和15年10月刊行。

*3:http://d.hatena.ne.jp/eulear/20050321#p1

*4:「味しま」 : 大野の南ロータリー側(閑散としたはう)に出て右手のエスカレータを降り、驛に沿つて少しのトコロにあります。魚メニュが豊富で、揚げ物も上手です。推せます。