「キーワード作成ガイドライン」の拔き書きを讀み替へてみる。
違う意味で同じ文字列のキーワードは複数存在して良いので、一般カテゴリーで普通名詞「人生」キーワードが存在する時なら、バンド名「人生」の存続コストは大変低いことになります。しかし意味が自明で共通の話題を探す需要も乏しい普通名詞は、"正しい自動リンク"であってもキーワードとしての存在意義が希薄であり、しかも自動リンクの発生数が多いので、しばしば削除対象となっています。(2)で問題となるのはほとんどそうしたケースです。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%ad%a1%bc%a5%ef%a1%bc%a5%c9%ba%ee%c0%ae%a5%ac%a5%a4%a5%c9%a5%e9%a5%a4%a5%f3#kakko （「キーワード作成ガイドライン」より）
↑これを、↓このやうに讀むことはできないか？
違ふ意味で同じ文字列のキーワードは複數存在して良い（前提）。
この場合、一般カテゴリで普通名詞「紺野さん」キーワードが存在する時には、アイドル名「紺野さん」の存續コストは大變低いことになる。
しかし、意味が自明で共通の話題を探す需要も乏しい普通名詞は、”正しい自動リンク”であってもキーワードとしての存在意義が希薄であり、しかも自動リンクの發生數が多いので、しばしば削除對象となつてゐる。（讀み替へ文作成：id:eulear）
1.) 一般カテゴリで普通名詞「紺野さん」キーワードが存在する。
2.) アイドルカテゴリで固有名詞「紺野さん」てのがありますぜ、旦那。
3.) 普通名詞に對して、明確な對象を指示する固有名詞があるのだから、その固有性から固有名詞「紺野さん」のキーワードとしての適性は普通名詞に較べて遙に高い。*1
※「あー、こんなキーワード（固有名詞）があるのね、さういへば紺野さん（紺野あさ美）て、なぜだか”紺野さん”だよね（笑）」
4.) 普通名詞「紺野さん」は共通の話題を探す需要にはそぐはない（リンクとしては正しい→「紺野姓のひとの敬稱付」）。
※「どの紺野さんなの？」
5.) 結果、普通名詞の方は、キーワードとしての存在意義が希薄と云へる。だから削除對象になりやすい。
私見を述べるなら、「はてな」のシステムに重大な支障が出ないかぎりは存在意義が薄いとされる普通名詞であつても削除する必要はないとおもふ。
ましてや現状「紺野さん『→紺野あさ美』」で固有名詞として充分な量も流通してゐるものを「メジャーアイドルファンの傲慢な姿勢（おれたちヲタつてちよつとやり過ぎぢやねーべか？）」みたいな、要は「アイドルヲタ用語なんて所詮おれたちのものなんだから、削除するのは勝手だろ！」といふ姿勢で削除するのは赦されることではない。*2
ヲタ用語の登録亂發を自粛しようといふのはこれとは別の議論だ。すでに流通してをり、ハッキリとした需要もあるキーワードを削除するのに「身内の問題だから…」といふのは當たらないし「常識（世間一般の論理）に從つて…」といふのも實際には「ヲタ視點からみた外部」を「世間一般」としてゐるかぎりにおいて、なんら説得力のないものなのだ。
*3
