TRACK2

お先にすんずれい… アンコールの2曲を除けば、これが今囘の舞臺セットにおける實質的な最終曲となる。一點の翳もない只管な明るさに滿ちたこの樂曲によつて、想像していた以上にボリウムのあつたこのショウは締め括られる。さうしてハイライトから舞臺は暗轉し、延々と續くガッタスコールへと傾れ込むといふ寸法。じつは最初にアルバムを聽いたときに最も氣に入つた樂曲がコレだつた。ゴガールなんかの頃の早安組を彷彿とさせる底拔けに樂天的なこのウタにはブルーな氣持ちを吹き飛ばしてくれる力があるやうだ。シャッフルのビートに稍々歪んだベース音、ギターはジャカジャカジャカ*1 …と、お氣樂なロックテイスト全開。さらに齊唱を多用しているのが特徴的な點で、こゝでの歌唱においてはエッグメンバーが大きなウェイトを占めていると思ふ*2

*1:今はもう、この橙色の勇者たち10人によるラインダンスみたいなエアギターを觀ることが出來ないなんて、何だか寂しいですね(※これは4月28日以降に書いてます)。

*2:パート割のことではなくて、ミクスバランスから來るサウンドの印象についての御話です。