スポンジみたいに穴だらけ。つまり、他愛ない歡びについてこそが誌されるべきなんだとか云つておきながらも、同時に抱へてる苛立ちの方が勝つてしまふことが多かつたてこと。敵か味方かといふならオレはたぶん敵なんだよ -とか、「ひと」の内面には多數の思考が同時に展開されてるのに二元論のトーナメントのなかに在つてはそんなことには御構ひも無く論理的な御都合に依つて排列された標識の下に整理されちまふのかよ -とか、…そんな苛々を書き殘すくらゐなら穴を空けることを選んだ方が好いだらうと判斷したわけだ(…て書いちやつたら實もフタもないな*1)。