「お餠の食べすぎには、要注意ですよ(笑)」とか、年賀状における紋切型の極致みたいな冗談をしれつと文末に添へてあつたりして、まのえりさん*1たら意外にあなどれないセンスの持ち主だなあと思つたり。

*1:なんとなくガタ繋がりてコトで氣になつてゝインディー盤の3rdまで追つて來てしまつてるけれども、ソロになつてからステージで歌つてるところは未だ觀てなかつたりする。前坐で方々に出演してたのはまあ聞き知つてますよ…だからソレを觀てないてのは即ちハロー關聯の主だつた舞臺にまるで足を運んでなかつたことを意味するわけで、自分ちよつとマヅイだろてのはある。しかし特に所謂ハロヲタてわけでもないんだから仕方ないよね(てコトにしておかう)まあ人生イロイロと辿り着けないことは多いモノで。…それは別として、音樂性ではガタとは完全に切れてるてのは直ぐ判つたのにそこで興味が逸れなかつたのは、KAN(ジャーマンロックではないよ)とのコラボによつて生み出される80年代ふうのミニマルなテクノ歌謠樣式に意外な面白味を感じたからだつた。この音樂の全體を支配するのは艶歌の對極とも曰へるプラトニックな少年の風景。男が女が…と云つたドラマチックなイメージの造り込みは無くて、あくまでも中性を保つたまゝピアノの音で滿たされた清透な空氣感だけが殘る。この他愛なさが好かつた。