暮れからずつと食べそびれてた餠がすつかり緑色になつてしまつたのを今日はたまたま「鏡開き」でもあることだからと故事付けて表面さへ削り落とせばダイジョブだらうとばかりに(ちよつとヤバ氣な感じもしたけれども)意を決して食べてしまつた。フライパンに薄く油を引いた上に竝べて弱火で暫く蓋をしておくと圓型の「のしもち」みたいな塊になつて焙り焼いたときよりも柔らかいのが意外とうまい。綺麗に削れたからなのか黴臭は無くなつてた。ちなみに何でもかんでも蒸し焼きにするのが私の料理の基本となつてるのは芯まで加熱されて安全だからてのもある(または加熱待ちの間に臺所飲酒するため?)。*1

*1:今日は滿月だね。などゝ毎月のやうに書いてるのは勿論ほかに當り障りのない話題が想ひ付かないからなんですが…てのもアレなんで違ふ話にしてみる。