No FutuRe。

アレかコレかといふ二分法的關心に因る投票率の高まりが常に少數者としてしか存在し得ない非セクト分子の意思表示を常にも増して蔽ひ隱してしまつたやうだ。既定の政權構造を超えて各方面の「せんせい方」に公僕としての本來的な仕事をさせようとした前首相に對してさへも政權奪取に拘つて協議出來ないとかのバカ野黨ぶりを演じ續けて來た「民主」が彼等のシナリオ通りに好ましい敵役としてレプカ*1ふうの現首相を得て遂に勝てるゲームとばかりに張り切つてるのには暗澹とした氣持ちになる。「黨」なんてのは各々の分子の利害を調整する爲の便宜なのであつて對外的な壓力機關として頼るものではないのだがな。Changeでも何でも好いけれど顏をすげ替へるだけの御粗末なんかを目的に掲げてないで確りと「仕事」をして貰ひたい。二大保守によるシーソーゲームの時代を生きなければならないのは當該「ゲーマー」ばかりではなくてそんな時代を希んでなど無いアナキストにとつても同じなのだから。

*1:「殘された人々」のアニメ版に登場する口元の歪んだガマ蛙みたいな風貌をしたインダストリアの元首。