ロリータではありません。

スタヂオでのおやつ。ギターのS君が持つてきてくれた。北日本食品*1の菓子で、乾パン状のビスケットのうへに四角いチョコレイトが乘つてゐるといつたモノ。そこで、この會社の代表的な商品である「藤色のパッケージに包まれた、薄いパイ生地を棒状に細く重ねたうへに灰色味を帶びたホワイト・チョコ(?)でコーティングしたモノ」の名前を皆でおもひ出さうとしたのだが、だれひとりとして叶なはなかつた。
結論としては、それは「ホワイト・ロリータ*2ではないなにか」であるといふ點で一致した。
スタヂオのあと、外に出て、すぐ正面にある美登利寿司*3で、めいめい寿司を買つて歸つた。
その菓子が「ルマンド」であるのをおもひ出したのは、歸つて酒*4を呑みながら寿司をつまんでゐるときであつた。しかし、スタヂオでたべた菓子の名前は忘れてしまつた。

*1:ブルボン。新潟縣柏崎市にある菓子製造販売會社。私の記憶のなかの柏崎では、割合ひおほきな部分を占める。柏崎市には父の實家がある。

*2:ホワイトロリータ:形状は似てゐるが、クリーム色のチョコ・コーティングがなされた、ビスケット生地の菓子。こゝでもんだいとなつてゐる菓子よりもクリーミーで、甘味が強い。

*3:小田急線 梅ヶ丘驛前にある寿司屋。安くて美味いと評判の店。

*4:この日呑んだのは「〆張鶴・雪(宮尾酒造)」。やはり新潟の酒である。山形にちかい北部の村上の産。名のごとく雪のやうにさらりとキレるが、味のふくらみはしつかりとある。文句なく美味い酒だ。