春の影踏み。

ボーッとしてゐて、電車に乘り遲れてしまつた。
雨後の晴天で、空氣中にたゞよふ花粉などの粒子状物質の量が氣になる。目にみえない粒々。いまのところ、まだ症状はあらはれてはゐないのだけれど。
ホームにとり殘された曖昧な影の輪郭を目でなぞりながら、あとどれくらゐの年月、コイツとつきあつてゆくのだらうかとかんがへて、なんとなく憂鬱になつたり。。。