異端審問。

インターネットを使へる環境にあるヒト。と、いふのは、實はあるいみ選民であるヮケなのだけれど、ネット使用者のおほくは、そのコトを忘れてしまつてゐるやうに見受けられる*1
しかし、なにげないトコロで、その選民意識が顏をだしてくるコトがあるやうにもおもへる。
ひとつ例を擧げるなら、他人に對する不寛容といふのがある。裏を返せば、ある階級にむかつての強い歸屬願望である。みづからが屬するとかんがへてゐるグループが、特別に選ばれた集團であるとおもひこみ、その崇高なる理念が毀損侵害されるといふ恐怖ヵラ、異端をゆるさず「不快だ」といつてみたり「お願い」と稱して日和る*2コトを示唆してみたりする行動樣式。異端者と同類とみられるのを極端に嫌惡する態度である。
(未完ですが、續きを書くかは不明... ちふか、ビミョー[微妙]。)

*1:選民的立場 : 機器環境の整備費、ラインの運用費など、タダではない... どころか、結構な額がかゝるヮケだ。が、この點については、いろんなトコロで語られてゐる「みんなが... 」「公平な立場で... 」の議論では、スッカリ忘れられてゐるみたいだ。平等トヵ普遍性をもんだいとするのなら、上網されてゐない世界‐實體としての人間の活動する空間‐のコトを置き放つてゐてはイヶナイのではないかとおもふ。

*2:日和る : ひよる。状況にながされて、自分の信念をまげるコト。もはや死語であるらしいので、念のため。