いふ。

◎『雁』の中の「言ふ」と「云ふ」(一波未平一波又起)
http://d.hatena.ne.jp/tinuyama/20051110#gan


私の場合は「勘(カン)」に褚つてゐるのでアテにはなりませんが、大略つぎのやうな法則に則つてわけてゐるみたいです。


・「言ふ」 … 口を使つていふ。 / 自分の意思でいふ。
・「云ふ」 … 他人がいふ。 / ハッキリさせず、ぶつぶつといふ。



自己の發話に限つていへば、


・「言ふ」は、口を動かしてゐるのは私そのもの。主體としての發話の行動。
・「云ふ」では、私が"私によつて"口を動かされてゐるのを、私が傳聞する。


…といふ感覺でせうか。まあ、こゝまで極端に意識してゐるわけでもありませんし、ふだん動詞はなるべく"かながき"にしてゐるので*1なんともいへませんが...



tinuyamaさん経由のこの記亊もとても參考になる。↓
◎「云ふ」と「言ふ」とを... (琉球の風ノート)
http://www.k2.dion.ne.jp/~riukiu/ihu.htm

*1:動詞を"かながき"... なぜかといふと、たぶん動詞のほとんどは「訓讀」だからなんぢやないかなあ。漢字は「音讀」が基本だとおもふし。
 まあ、コレもローカルでの勝手なルールだけれどね。意味を優先するか、響き(みため?)を優先するかでも、變へちやつたりするし。絶對ではありません。