國際聯合の文件は繁體字を廢止して、2008年に簡體字を唯一標準とすることに改めるらしいよ。トホホだね... (※これは、中文初學者のeulearによる譯文)

■聯合國文件廢繁體字? 2008改用簡體為唯一標準
【東森新聞報 大陸ニュースセンター/綜合報導】
http://tw.news.yahoo.com/060323/195/2ys65.html

世界的に中國語熱は高く、多くの外國人が中國/香港/臺灣の言語を學んでゐる。
しかし北京の消息筋によると、國際聯合が2008年以後にこれまで簡體字/繁體字が竝存してゐた情況を改める決定をしたことを根據として、中國語ではすべて簡體字が使用されるやうになるだらうと中國應用言語學會會長の陳章太が云つたことを傳へた。


東方日報/北京晨報の23日付報導によると次の通り。
中國の國務院(新聞/web)は《漢字の簡略化の方案》と《共通語の指示を廣めるに關して》を發表し、この後に教育部は著名な言語專門家を招待して共同討論を行つた。
この席上、中國應用言語學會會長で元の國家言語委員會副主任である陳章太は「2008年以降に、國際聯合で使はれる中國語の文字がすべて簡體字であることが決定してゐる」ことを漏らした。


中國の有名な言語學者で現在100歲の周有光に聞く。
現在、國際聯合は所有してゐる文件の簡體字化をする作業の進行を準備してゐるところだが、彼は云ふ「簡體字がよいかどうかだつて? それは小學校の先生が云つた通りで、"簡體字は本當に小學生にとつて見分けやすく書くのを容易にさせる"といふことだ」と。さらに、もし國際聯合が簡體字を使ふのならば「簡略化の方向は正しい」とし、また世界の多くの人びとの同意を得られるだらうとした。


現在、國際的には學校で中國語で學ぶ人がどんどん多くなつてゐる。だから將來的には簡體字は中國語の唯一の標準になるだらうと彼は云ふ。


同時に、香港/澳門/臺灣での簡體字の運用について言及し、現在香港では共通語を推進する學校が多いこと、民間ではすでに廣範に推進されてゐることなどを擧げて、一時に焦る必要はなく「時機が熟すれば亊は自然に成就する」といふ方式を採用すべきだとした。


しかし、漢字の簡略化に對して抵抗力を推進する主な要因は臺灣にあり、現在一部の香港市民が簡體字を受け入れず、またそれらの者が臺灣からある程度の影響を受けてゐることから、臺灣が簡體字に反對することを批判した。
このことから文字改革だけでなく政治問題にも關系してくるものだとも彼は表明している。

※3月24日の記亊( http://d.hatena.ne.jp/eulear/20060324#p1 )のソースを飜譯してみた。
途中で"周有光"が登場するので、代名詞の「彼(他)」が誰なのかがよくわからないのですが、この段落以外は"陳章太"の發言なのかしら? …といふ感觸があります(※→よく讀むと「共同討論で漏らした」までが"陳章太"で、殘りは"周有光"だな。最初の部分がニュースで、後は「識者に聞く」といふ感じの記亊みたいだ)。
意譯してゐるので正確な譯ではない可能性が高いです。興味のあるかたは原文にあたつてください。


■4/13追記。
この報導は誤報だつた模樣です。
http://d.hatena.ne.jp/eulear/20060412#p1