雜感。

  • 蹴球のフランス代表選手が暴力行爲で退場した場面をみたのだけれど、彼がハンド(毆る)を使はずにヘッディング(頭突き)で攻撃した點にスポーツマンシップの片鱗をみてしまふ私は、やはりこの大會の意義が解つてゐないといへるのでせうね。そもそも侮辱に對する抗議として「暴れた」といふにしてはずゐぶんとスマートな動きにみえたし、審判の退場判定にも素直に從つてゐたみたいなので、こんなに騷がれてゐるのは些と不思議におもふ。ところで、ことばのうへでの暴力に及んだとされる相手選手は裁かれたのかしら?審判が見逃してしまへば暴力行爲がなかつたことになるのならば、これはゲームのなかだけで起つた單純なルール破りの事件なのであつて、この場合ゲームを離れてまで取沙汰されるやうな事件ではないやうな氣がする(…て、取り上げちやつたけど)。
  • なんとなく「バカ姉弟」の姐ちやんの頭突き攻撃を想起してしまつた...