日記。

まう足を運ぶこともないとおもつてゐたハロショだけれど、上野に行つた序でについフラフラと立寄つてしまつた。7/23のワンダ紺での照片が今日發賣だとかで、な~んだ、喚ばれちやつてゐたのか~といふ感じで購入。商品が揃ふまでの間、階段脇で待たされながら舊暈けて色の褪せたパネルの中にまだ表情の硬かつた頃の紺野さんを搜し出すのも今度こそ最後かもしれないとおもふとやはり寂しくなる。階段の踊場といふ無理矢理な出店場所や胡麻鹽頭の店員さん(※知り合ひの御坊さんに酷似してゐるんだなこれが)に密かに愛着を感じてゐたりもしたので、この店は結構好きだつた。稍々眩暈を起こしながら店を出てそのまゝ階段を降り切ると、建物の出口に待つてゐるはずの東原亜希が防火を呼び掛けてゐるポスターが無くなつてゐた。樣々な現實を受け容れて行くのみだとおもふ。自分の持ち物に出來るのはただ記憶だけなのだ。
末廣町で晝食を攝り、秋葉原から神保町へ拔ける。いつもの通り。なにも變らない。突然の驟雨のほかは。