日記。

今天我觀了戲劇。空き地に鐵骨を建てた處に帆布を張つた芝居小屋。所謂テント芝居。普段は觀劇など滅多にしない。物心付いた頃からずつと「兩手に固く拳を握り締めたまゝ顏だけクシャクシャにして笑顏のやうなものを表現して來た*1」典型的AB型人間*2に「演技を愉しむ」趣味はなかつたりする*3。どうせオレなんぞに理解出來るまいとばかりあまり期待してゐなかつたのだけれど「意外に」といふよりも「結構」面白かつた。埃と火の粉が舞ひ散りゴミ袋と唾が飛び交つてゐる「そこ」は戰場だつた。いや「そこ」だけではなくて「こゝ」もだといふことだね。ちなみに戰鬪シーンの描寫があつたわけではないよ。役者のひとりは知つてゐるひとだつたけれど、挨拶せずに逃げ歸つた。なんか照れるから。…て、まあこれなんかは結局、たゞの自意識過剩なんだらうかね、血液型とは關係なく。ギクシャク...
(※10/18,メモより復元)

*1:出典は太宰邊りか : 彼は青森を代表するAB型人らしい(…だと聞いたことがある)。

*2:血液型云々 : かうした類型化には異論を持つ方もありませうが...

*3:作爲に對するアレルギー : しかし「有目的的演技に興味を持てない」わりには、逆に不自然なほどに作り込まれた「人工物」に安心感を覺えることがある。「娘。」などが好い例だね。