日記。

この日の家計簿には"Gibson flat wires .011"と書かれてゐる*1。相模大野に呑みに行つた序でに町田の樂器屋に立寄つて購入したのだ。
ところで、町田の驛前では"cube"や"bB"などの「角張つた車種」をベースにしたタクシーを何臺も見た。小振りの倫敦タクシーか「圓タク」のやうな雰圍氣があり、見た目は意外とシックリしてゐる。天井高があるやうなので通常のタクシーよりも乘降の便は好さゲな感じだ。但しこの手の車種には行李が付いてゐないので荷物が大きい場合に難儀しさうだな。…などゝいふ勝手な感想を持つたり。終電を逃しても只管歩きで通してしまふ私には無縁の乘り物ではあるのだが。
(※10/22,記)

*1:フラットワイヤ「.011」 : 3~6絃に金屬製リボンを巻いて覆ふ仕上げで、全體に平滑な表面を持ち、1絃が0.011インチ(0.28ミリ)徑のピアノ線で始まる張力が標準よりも稍々輕め(Med.Light)のギター用6本組絃。所有してゐるエレキギター"Les Paul Model"にはメーカー純正のこの絃を張ることにしてゐるのだが、このゲージは最近では流行りではないやうで置いてくれる店が激減してしまひ、入手には些つとばかり難儀してゐる。今囘は「タハラ町田店」で購入出來た。ちなみに"SG"には"D'Addario"の「.011」を張つてゐるが、こちらの方がパンチがあつて音色は明るめ。序でにいへば、アコースティックギターに張つてゐるのは"D'Aquisto"の「.011」で、これは結構暗い(※惡い意味ではない)音色。それぞれに好適な組合せがあるみたいだ。"Gibson"はサスティーンに粘りがあつて高域に艷を感じる。ラウンドワウンド絃(※巻線がリボンではなくて丸状)を使はないのは、ヴァイオリンからの移行でフラットの方が指馴染みが好いといふのが主な理由だつたとおもふが、もはや記憶が定かではない。