日記。

氣晴らしに多摩動物公園へ行つて來た。雨模樣だつたのでガラガラに空いてゐた。
自宅で飼つてゐる貓が昂奮すると尻尾が「力芝(稻科/Pennisetum屬)」の花序のやうに膨らむのだけれど、これにレッサーパンダ*1の容姿が好く似てゐて(※何れも黄色の毛竝の動物)可笑しかつた。貓にはハムスターの縫包人形(※これも黄色い)を土産としたが、案の定氣に入つたらしく、やはり尻尾がパンダとなつた。



↑これは昆蟲館前のオブジェ。

*1:レッサーパンダには今春生れの仔が二頭あり、揃て笹の葉を喰べてゐた。橙色類人猿(※注)の舍から雪豹の前を下るとパンダ舍に到達する。
(※注:"orangoutan"には"orange"の意味はないらしい。これは本來はマレー語が起源で「森の人」といふ意味なのださうだ。但し英語でも"range"には「野山」とか「森林」邊りの意味もあるみたいなので、英語に組み込まれた中からでもストレートに「森と共に在る種」の響きを感じ取るべきなのかもしれない。例によつて確證はないけれど。)