嗜好品。

1999年産ラ・シズランヌ*1。これを買つたのは前の家に住んでゐたときだから搬家を經てゐる一本だが、エイジングには問題がなかつた。
ところで、この時期には必ず話題になるブルゴーニュ産のプリムール*2、今年はまだ飲んでゐない。この際、安價な船便輸送品が出囘るのを待つか...

*1: La Sizeranne : ローヌ右岸、エルミタージュの南向き斜面で日光を充分に受けたシラー種は太く凝縮した果實味がある。「ローヌ・ワインて如何なもんだ?」と訊かれたら「こんなだ」と答へたい風味。ところで、ローヌ河を挾んでこの地區の對岸に位置するコルナス地區で産する濃密な赤が更に好みだつたりするのだが、日本への輸出量は少ないらしくてなかなか有り付くことが出來ない。それから、ローヌ地方では濃くスパイシーな味はひが印象的な南部のジゴンダスもすごく好き。…て、注になつてないなコレ。

*2:プリムール : 一般的でない呼稱で書くのは檢索避けの爲でしかない。すこし意味合ひがズレてしまふが仕方ない。